毎日忙しいわけでもなかったけど、日記を書く気に全くなれず。一人になる時間がそんなにないというのが大きな理由だと思う。

先週末に二つフィエスタがあり、そのおかげか体調を崩して今週は大学にもほとんど行かなかった。日本での五月病のような状態に今ある。勉強に関しては、授業が分からなくて登校拒否になる中学生のような気分だし、人間関係に関しては、スペイン語でコミュニケーションを取るのがしんどい上、文化の壁に戸惑うばかり。元来人間関係を築くのは面倒な方で、社交的ではないのに、自分から言葉を発しないといないも同然に扱われるこの社会は厳しい。悪意があって無視しているというわけでもなく、単に話さない人に対しては目を向けないという習慣があるだけなのだと思うけど。この間も、友達の友達がやってきて、挨拶をしそびれているうちにそのままいないも同然の存在にされてしまった。

日本で例えば知らない人をたくさん含む集まりがあった場合、仲間内で内輪の盛り上がりをする人々とそこからはずされてぼんやりする部外者に分かれたり、あるいは、目を引くかわいい女の子に群がる男の子とそこに参加しないか相手にされなくてぼんやりする人々に分かれてしまうか、ということが多かったように思う。そういうことはなくて、和やかに(あるいはテンション高く激しく)楽しげにその場が進行していくのはうらやましいが…。

今日は暖房の使い方を教えるために家主とその息子がやってきた。他の人の家では、たいていすでに暖房が入っているのでうちは遅い方。家主は八十代に届こうかというおじいさんで、先日家賃の徴収に来たときにも鞄を忘れたり、少し危なっかしい。暖房の設定は全て息子がやっていた。そして帰るときに壊れた古いテレビを持ち帰っていった。このテレビが壊れていることは全く告げていないので、ばれたときに弁償させられるのかもしれないが、分からない。

ここの暖房は、見た目デロンギのような形で中をガスで暖められたお湯が通っている。空気が乾燥しないのでいいが、威力が弱く、あまり暖かくないのが難点か。これからもっともっと寒くなっていくというのに。しかも同居人(節約大好き)の方針で夜数時間しか暖房を入れないようだ。今日も早速九時には暖房を切っていた…。

今週末は、一日授業をさぼって友達とポルトガルに旅行に行く予定。スペインに来る飛行機で知り合った日本人のいる農場に行く手筈になっている。楽しみだ。