J・G・バラード『夢幻会社』

たぶん、聖書の何か(黙示録とか?)に基づいた構成なんだろうなと思ったのだが、分からない。聖家族、救世主、裏切り、昇天(?)等々・・・。ことさらに気狂いを演出しているような語り口とグロさにぐったりと疲れた。グロい長編は疲れる。しかし懲りずに同じ作者の映画化もされた『クラッシュ』は読みたいと思ったのだが絶版のようだ。