アドルフォ・ビオイ=カサーレス『モレルの発明』*1

ひさびさにおもしろかった!論文も書きやすそうだし、卒論をこれにしてもよいかもしれない。誰かの手になる手記の体裁を取っているが、書き手はおそらく狂っている。夢野久作の『瓶詰地獄』を思い出しながら読んだ。
同じ作者の『豚の戦記』は正直全然おもしろくなかったので興味はあまりなかったのだが、読んでみてよかった。