大阪ミナミ

道頓堀でも見てみるか、と出かけたのだが、私も連れも調子が悪くてすぐに帰ってしまう。
見たのは法善寺横町と、千日前の商店街。道具屋筋をのぞいたり、吉本の劇場を外から見たり。調子があまりよくないときに行く街ではなかった。体力が吸い取られていくような気がした。雰囲気は名古屋の大須に似ていなくもないのだが(電気店と安めの衣料店、あやしげなブランド格安店、パチンコ屋が並ぶ。アーケードというところも似ているのか)、満ちているエネルギーの量は全然違う。
「ふじ浪」とかいう洋食屋さんで昼を食べる。朝にシリアルを食べ過ぎたために余り入らなかったが、ハンバーグのソースもおいしく、雰囲気も気楽でよい店だった。店員さんはちょっと怖かったが。
あとは千日前古書センターという名前に惹かれて古書店に入る。規模はそう大きくないが、いろいろとある。『ドグラ・マグラ』の文庫があったので購入。中原昌也の対談集も買おうかと思ったが、相手が知らない人ばかりだったのでやめた。本のある場所に行くと妙に元気になるのは相変わらずだ。本屋を出た後は一目散に帰宅。