日本に戻ってきました

前回「冬時間が始まって鬱である」みたいな話で更新が止まっていたけどあのあとロンドンで大変楽しく過ごして日本に帰ってきた。帰ってきてよかったことは2つあるが、1つめは「海外に飛び出すタイプでもエリートでもない日本人がたくさんいる」ということか。おもしろい人にもいろいろと会ったけど、同じような人がどうしても多くて息が苦しくなる。過剰に日本愛に溢れていて疲れるときもある。個人が海外で感じる辛さや、生まれ育ったところへの思い入れを、日本というものに大きく広げて無理に共有しなくてもいいのではないか。海外同胞コミュニティは得てしてそんなものなのだろうか。よかったこと2つめは、ネットで見てるともう日本終了と思うことがいろいろあるが実際に人と会うといい人もいるということ(そういういい人と考え方の面で相容れないのが問題なんだが)。
私は物心ついた頃に日本におらず、よく知らない場所である日本に「帰ってきた」ためか、日本に過剰な思い入れがある。自分で日本というものの輪郭をたどりたいしどういう風に解釈するかについてゆっくり一人で考えたい。しかし日本の話になると一般化が激しく私が細かくたどってきたものを塗りつぶされる感じがする。私の祖国をどのような国と思うかくらい、私に自由にさせてほしい。