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昨日で震災から一ヶ月。家でテレビを見ず新聞も取っていないためこちらの報道は全然把握していない。でも確認する度に原発関連のニュースは見かける。
震災後いろいろと原子力発電所関連のことを調べたけど、一番驚いたのは(そして知っているべきだったのは)、たとえ無事に運転を停止したとしても、その後安全を保つためには燃料を長期間冷やす必要があり、その為に電力が要る、ということだった。大きな地震の後には大きな余震があり、今のところ各地の原子力関連施設は持ち堪えているけど、電源を喪失する可能性がないわけではない。素人の目から見ると電力を作る施設を止めたあとも電力が長期間、連続して必要、というのは非常にリスクが高いと思うのだが。
あと学んだのは放射性物質および放射線について。被爆には外部被曝内部被曝があり、外部被曝を避けるには放射性物質から離れる、及び放射線を避ける対策を講じる(室内にとどまる、特殊な服を着るなど)必要がある。内部被曝放射性物質を体内に取り込むこと。体内で放射線を発する(つまり避けられない)ので健康被害が懸念される。またプルトニウムなど、物質そのものが有害である場合もある。
放射線」というとき、放射性物質によって放射線の性質が変わるわけではないんだよね?例えば、プルトニウムが発する放射線が、他のより毒性の低い物質の発する同じ線量の放射線よりも有害であるというわけではない。各物質の危険性は、体内に入った場合に異なりうるのであり、放射線の性質そのものに違いがあるわけではない、という理解でいいのだろうか。つまり、自然の状態で放射線量が高い地域と、原子力事故等で放射線量が高くなった地域は、内部被曝のことを考えなければ、全く同じと考えていいのかな。

来週頭に日本に一時帰国する予定。帰りに日本食を少し持ち帰ろうと思っていたけど、先ほどブラジルでは旅行客が日本の食品を持ち込むのを一切禁じているというニュースを見つけた。イギリスではどうなのだろうか。放射線量チェックして超えていなければ問題ないと思うんだけどね…。個人輸入しようとする人を押さえる手口なのかもしれん。