大晦日の内訳

年が明けました。今年もよろしくお願いします。ここドイツでは、今日2日から通常営業です。全然正月らしくない。
晦日は、友人のイタリア人夫妻がいっしょに祝おうというので行ってみたら、我々他全員がイタリア人でした…。
内訳:イタリア人夫妻、イタリア妻の親友+そのダンナ、イタリア夫の従兄弟+その彼女、イタリア妻の妹+その彼氏、ドイツ在住の別のイタリア人2人+その友人3名。
イタリア人夫妻は何かとよくしてくれて助かるのだけど、なぜこの集いに我々を呼んでくれたのかはよく分からない正直…。イタリア夫の従兄弟は世界のナベアツに似ていた。マリオブラザーズっぽくもあった。
場所は、ドイツらしい居酒屋(店内でビール醸造、ソーセージ料理などが揃う)で、いかにもドイツ的なものをたくさん頼んだ。ビールを出す店らしく、日本の居酒屋にも負けない濃い味つけ。十時半過ぎから店内には80年代、70年代のヒット曲がかかり、40代のお客さんたちが口ずさんでいた。
日付が変わる少し前に店を出て、花火を見に行く。てっきり市が主宰の花火大会(Happy 2009とかが河の上に浮かび上がるとか)かと思っていたら、それぞれが思い思いに打ち上げ花火やロケット花火をところ構わず打ち上げるという無秩序なもので、本気で怖かった。地上10メートルくらいの高さに打ち上げるような花火(しかも連射)が手持ちだったりして、日本の花火の常識を覆すと思う。ドイツ人は普段実に規則を守る(守りすぎる)こと日本人以上だと思うが、「今日は無礼講」となると、そのバカ騒ぎぶりも日本人以上に真剣だと思う。日本人は真面目だというが、多分ドイツ人よりは不真面目なのではないか。手を抜く(=効率を上げる)ことに熱心だし、休みの日も寝ていたりするし…。
花火大会で私が恐怖のあまり動けなくなったのでイタリア人とはぐれてしまったが、その後合流してラテン系のクラブ?レストラン?に行く。予約して、ドレスアップしている人がたくさんいた。ドイツの人は普段実用一辺倒でジーンズにシャカシャカしたアウトドア系のジャンパーにリュックの人が圧倒的に多いので、ドレスアップしているのを見るのは新鮮。このクラブは出会いの場と化していて、濃厚なキスシーンが至るところで繰り広げられていた。目をひいたのは、男性2名に挟まれて、それぞれといちゃつきつつ、その十分後違う男性と身体を密着させながら派手なキスシーンを展開していたブロンド女性。ここではイタリア夫が女性に絡むおじさんを制止しようとして喧嘩になりかけるトラブルもあったしなんだか祭っぽい感じだった。おじさんはその後つまみ出されたらしい。三時くらいに全員で帰宅し、寝る。