「アワーミュージック」(Notre Musique)

久々に(「フォーエバー・モーツァルト」以来か)ゴダール様。
この作品においてもバルカン半島における内戦が中心的なテーマとして表れる。バルカンの事例はヨーロッパの人々に衝撃を与えているようだが、バルカンで起きたこと・起こっていることが与える衝撃はアフリカのどこかやアジアのどこかで起きている内戦の与える衝撃とは全く異質のもののようだ。そしてイスラエルパレスチナをめぐる問題についても視点は日本からのものとは異なっている(当たり前だが)。ゴダールの目線はヨーロッパの良心的な知識人を代表しているようでそれを何となく共有してしまうことには抵抗を感じる。わたしはこの世界を見て自分の入り込む余地はないと感じる。
さまざまな参考:

実名で出ている人々

アワーミュージック [DVD]

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