発表は散々だった。もともと内容が低レベルだった上、同じ日の発表者が同じ作品を扱っていた。すばらしい出来。ドイツ人は全体にレベルが高い気がする。
帰国後することを考えている。将来のこととは関係のない企画の一つは阿波踊りツアーをたてて友達と徳島に行くことだけど、考えてみれば宿を取る暇がない。あと日本の日常生活をつづるスペイン語の日記をつけるとか。通訳ボランティアをするとか、ブラジル・ポルトガル語を学ぶとか。自分の性格を考えてみるに、実際飛び込んでみないと何ともならないので、早くなんかの仕事をするべきだと思い始めた今日この頃。
日本語が書けなくなってる。スペイン語が書けるわけでもないのに。昨日、電話で話してたら「話すのが遅くなった」と言われた。あと二年くらいこの生活を続けたら、日本語能力がすごく落ちるに違いない。私は語学の才能はある方だと思うけど、すごくあるわけじゃないんだよな。スペインまで来といてこれだからなあ…。今のスペイン語力は、
自分と交わされる日常会話はだいたい分かる。
スペイン人同士の会話も少し分かるようになった。
映画やドラマもまあだいたい分かる。ただし、細部は分からない。
本や新聞も辞書無しで読める。あらすじが分かる程度だが。
友達とのメールなら問題ないが、改まった文が書けない。
中級以上の文法事項がよく分からない。
少なくとも会話では、正しい接続法(特に過去)が使えない。
改まった会話が出来ない(全部tuで喋ってしまう)
つまり、留学生として暮らすなら問題ないけど、スペイン語で仕事をするレベルではなく、日本で仕事にするのもどうか、というレベルなのだ。私は日本ではかなりみっちりと中級レベルの文法をしたけど、こっちでは基本的な文法の授業しか受けていなくて、あとは実地で単語や言い回しを覚えた。書き言葉はちゃんと学んでいない。話し言葉もこのレベルではどうかと思うが。ここから、日本にいながらにして自力でお仕事レベルまで上げることは可能なのか?でも、これからさらに勉強を続けてもなあ、と思う。日本の大学はきっと帰国したらかなり退屈だ。
留学生活は語学力の上達には一役買ったに違いないけど、本当のところ、専門学校に行ったほうが語学力そのものはつくんだと思う。