昨日友達とずっと話し込んでて朝に帰ってくる。寝て起きてごちゃごちゃとして、もう夜の十時か。
山岸凉子日出処の天子」四巻までようやく昨日読む。進まなくてしんどいな、と思うのは、名前が覚えられないとか、話がつまらないとかではない。多分、人間の心情や人と人との愛憎満ちた緊張感溢れるやり取り、が苦手なようだ。「明暗」を読むのが辛かったのも多分それで、「渡る世間」とかを見ることが出来ないのもそう。人間どうしのやり取りが主体になると無理らしい。そうなるとSFなどものによっては人間のキャラクターの書きこみとかあんまりないから、ストーリーを追って楽しく読めるということになる。
近頃本を読むたびに、夏休みの感想文を書くために本を読んでいるような気分になる。内容を楽しんでいないわけではないのだけど、何も思いつかない自分に常に焦り続けているというか。ストーリーが楽しい/楽しくないという評価軸以外で小説を読めたらよいかなと文学研究を専攻にしたけど、よい結果になっていない。本を読んでも、基本的なデータだけを頭に残して、他の部分は頭を素通り。