2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

富山太佳夫『笑う大英帝国』

ずっと前に同じ著者による『文化と精読』を読んだことがある。文学理論を用いた本や論考はとにかく難解で、たいていの場合はうさんくさい。かといってこれは多分違うよね、というにはこちらも自信がなくて消化不良になる場合が多い。でも『文化と精読』は理…

図説 英国コッツウォルズ―憧れのカントリーサイドのすべて (ふくろうの本)

コッツウォルズとはイングランド南部の、ナショナルトラストなどによって守られている里山地域のことを指すらしい。この本は主に旅行者がターゲットらしく、短い滞在期間でもちょっとした隠れ村に行ったり、お買い物をしたりと楽しめるようにたっぷり写真付…

ケンブリッジのカレッジ・ライフ―大学町に生きる人々 (中公新書)

ケンブリッジに1年半滞在した明治大学の先生の思い出話。オックスフォードとケンブリッジに特に特徴的なカレッジとは何かから始まり、英会話力の身につけかたの考察まで、英国生活全般にわたる思い出が綴られている。カレッジにどっぷり浸かっているわけでは…

日本人がまだまだ知らない英国 旅のヒント・コラム178 ロンリープラネット・コラムセレクションシリーズ

「ロンリープラネット英国」からコラムのみ抜き出したもの。元の本は1000ページを超える大書で開くのも一苦労なので読みやすくなっていてよかった。親の本棚に見つけたときはガイドブックのコラムだけ集めて別本を作るなんてひどい商売だと思ったけど。 歴史…

外国語で発想するための日本語レッスン

著者の別の本がよかったので買った。今回もよかった。テキストの分析をヨーロッパ人がどのように学んでいるかがかいつまんで述べられている。実際に彼らが学ぶような方法で解釈した場合どのようになるか、という実例も豊富。いざ自分でやろうとすると少し説…

Sarajevo Marlboro

飛行機内読書。地名、人名、日付の意味するところが分からないので中身を消化し切れていない。もう一度読んでいる。サラエボ包囲の年表、各都市がムスリム、クロアチア、セルビアのいずれの支配下にあったのかを示す地図などを手元に置いて読みたい。Sarajev…